公2 高度医療の技術移転事業
概要
1.目的
アジア地域の途上国では経済的困窮、繰り返される紛争などにより、人々の健康が脅かされている。なかでも口腔医療は、医科の医療と歯科医療のはざまにあって管理担当者の不在が問われている。
身体の中では最も不潔な口腔から肺炎、心内膜炎などが誘発される可能性が高く、また固有の疾病も数多く、多様である。とくにタバコとビンロウ噛みの風習から南アジアに蔓延している口腔がんの治療体制は貧弱で、がん手術と再建外科の普及は喫緊の課題である。
口腔がん手術ならびに機能再建手術を普及させるため、本財団は技術移転事業を行っていく予定である。
2.事業内容
医師、歯科医師を対象とした勉強会、講演会、シンポジウムを開催した。
〈対象者は、医師、歯科医師であれば特に制限を設けず、講演内容は、事前に専門家等で協議を行った〉